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記念事業

国文学専攻創立40周年・国文学会設立30周年 記念事業活動報告(今明かす からくり上演の軌跡)

今明かす からくり上演の軌跡

記念事業の一環として、愛知県半田市亀崎から田中組の皆さんに、来ていただいて、からくり「傀儡師」の上演を企画した。それは、単なる実演というだけではなく、舞台を設定して、現在は動作しなくなった、かつての人形の動きを復元してみようという試みであった。
当日は、600人の人々が、本学至誠館31番教室に集まった。
前半は、最初に、竹田からくりとからくり「傀儡師」の解説を行い、続けてからくりの通し上演をした。からくり「神子舞」を挟んで、後半は、「傀儡師」の復元上演に取り組んだ。
田中組の総勢は、37名の大所帯であった。
このページは、途中経過も含めて、当日に至るまでの、スタッフの奮闘の記録である。多くの方々の協力によって、この企画が無事終了したことを、在学生、卒業生の皆さんにお知らせするために、このページを開設しました。
今後、少しずつ写真を増補していく予定です。時々のぞいてみてください。なかには、学問的に貴重な映像もあります。(山田)
ほほえむ傀儡師

ほほえむ傀儡師

4月25日日比野先生より「からくり」の題字をいただく。
4月29日〜30日亀崎にて打ち合わせ
5月2日〜4日亀崎潮干祭調査
5月16日日比野先生の題字撮影
6月2日ビデオ業者「ムーブ」と打ち合わせ
スタッフブルゾン版下発送(日比野先生題字入り)
レイアウト 西尾勝彦
6月11日記念事業実行委員会
6月23日ワイルドローバー用の写真広報課へ提出
7月2日からくりリーフレット原稿入稿
リーフレットのデザイン 中島裕佳(当時4回生・1991年度生)
裏面記事 山田和人
7月8日記念事業紹介チラシ、パーティー案内状(中島裕佳)印刷
7月11日リーフレット写真掲載願い発送(国会図書館)
7月21日〜22日リーフレット(左画像:表、右画像:裏)、パーティー案内状等の封入、発送
リーフレット(表) リーフレット(裏)
7月30日スタッフブルゾン搬入
8月6日亀崎にて打ち合わせ(夏祭調査を兼ねる)
8月19日演劇研究関係機関にリーフレット発送
9月3日記念事業実行委員会
9月7日バス業者との連絡(亀崎と本学の往復)
9月11日亀崎にて打ち合わせ
9月12日S32会場設備チェック
9月14日ビデオ撮影練習
9月16日ビデオ業者との電話打合せ
机の搬出の業者依託
9月19日ヤマト運輸(美術梱包)電話打合せ、見積ファックス受信
文学部教職員へからくり上演案内
9月21日バス業者見積ファックス受信
9月22日S32コンピュータ、インターフェースのチェック
マイク、ビデオ、コンピュータのパネル操作チェック
舞台美術、同志社小劇場と事前連絡
演習中心に学部・大学院学生にリーフレット配付
9月26日ビデオ撮影練習
9月28 日京大記者クラブにて7社と会見、1時間に及ぶ会見と質疑応答。その模様は、からくり上演の直前に掲載された
関係者にからくり上演招待状発送
9月29日ビデオ業者と現場打ち合わせ、会場確認
9月30日ビデオ撮影の打ち合わせと練習
ビデオ撮影の打ち合わせ
10月2日亀崎にて最終打ち合わせ
10月3日学館照明機器の確認と調整・貸出依頼
暗幕、囃子方用座布団到着
からくりスタッフ結団式
スタッフにからくりブルゾンを配布
小劇場スタッフ、舞台セット作成開始、これ以後、毎日制作が続く
小劇場スタッフ、舞台セット作成開始
大看板、国文スタッフ(全員女性)作成開始、これ以後、毎日制作が続く。
大看板、国文スタッフ(全員女性)作成開始
10月4日本格的学内キャンペーンが始まる
黄色のスタッフブルゾンが今出川・田辺の正門に勢揃い。リーフレットを配付するにわかキャンペーンガール。
10月5日生協弁当注文
10月6日ソフト用写真スキャン作業
スタッフの打ち合わせが続く
10月7日ビデオ撮影練習
亀崎の一行に先立って、いよいよ人形が到着 ただちに保管
脚立借用、照明機器搬入、舞台セット搬入(業者依託)
ソフト用写真スキャン作業
スタッフ会議も和やかに進む
当日のプレゼンテーションソフト制作
10月8日会場に人形を搬入する
午前中、舞台の背景用の暗幕をセットする 
机の搬出、椅子のセット完了
亀崎の一行到着、舞台セットの部分修正
小劇場の女性スタッフが器用に金槌を操るのを見て、田中組の皆さんは感心しきりであった
舞台セットの組立
からくり人形の調整が始まる
スタッフと亀崎一行の交流
スタッフは間近に人形に触れることができて満足
ビデオ業者機器のセット、その後、撮影
会場から、人形を搬出、ただちに保管
10月9日いよいよ当日 会場に人形を搬入する
受付開始時間が近づいてきて、受付の設営をする、ブルゾン姿のスタッフの表情も緊張気味。
受付の設営
ビデオ撮影リハーサル
会場の参加者によくわかるように人形の解説・実演の折に、人形を映したビデオカメラの映像をスクリーンに拡大して示す。そのために、照明の調整もあわせて、短いリハーサルを行う。
舞台セット最終調整が終了 一段落したところで、亀崎一行を学内見学に、クラーク館、チャペルなど
からくり上演 12時半受付開始 
出足は必ずしも好調とは言えない。はたして、どの程度の人が見に来てくれるのか。
からくり上演 13時8分開演〜15時15分終演
600人ほどの観客が詰めかけ、教室は満員となり、立ち見も出るほどの盛況ぶりであった。田中組の皆さんへのなり止まなかった拍手の音が忘れられない。
終演と同時に、ヤマト運輸美術梱包、舞台セット解体。スタッフの機敏な対応に驚かされる。
チャペル前にて亀崎一行と記念撮影
田中組の皆さんは、楽しい時を過ごせたと、ねぎらいの言葉をスタッフにかけてくれた。やはり、めでたく伊勢音頭で至誠館前へ。
伊勢音頭で至誠館前へ
予定通り4時半、亀崎一行見送り
スタッフは後片付けをしながら、あとの祭のわびしさを感じていた
6時より打ち上げ 人形の物真似で大いに盛り上がる
10月10日リヤカー、鍵の返却
10月11日業者依託教室復元作業
10月13日生協支払、石長松菊園へ挨拶と支払 国文資料室復元

舞台セットの組み立て

人形と装置を固定するためのオリジナルの舞台セット人形と装置を固定するためのオリジナルの舞台セット。制作は同志社小劇場の有志である。セットの側面に布のカバーを付けているところ。
傀儡師の人形を固定する位置を調整しているところ傀儡師の人形を固定する位置を調整しているところ。皆の手慣れた道具さばきに田中組の大工さんもねぎらいの言葉をかけてくれる。
舞台セットに、平知盛の人形を上下させるための、スライド装置を固定する柱を取り付けているところ舞台セットに、平知盛の人形を上下させるための、スライド装置を固定する柱を取り付けているところ。スタッフ一同、この柱がうまくはまってくれるかどうか、また、このスライド装置に渡された樋を無事知盛の人形が動いてくれるか、激しい知盛の動きでセットが変形したり、壊れたりしないかと、気にかかって仕方がなかったが、思った以上によいできであった。普段のお祭りの時には、こうした装置は、山車の中に固定されているので、外から見ることはできない。

人形の調整が始まった

船弁慶の船に義経、弁慶、船頭の人形がセットされてあり、船頭の人形の引き糸を調整しているところ船弁慶の船に義経、弁慶、船頭の人形がセットされてあり、船頭の人形の引き糸を調整しているところ。手前では、船の底を通って下に出ている三体の人形の引き糸をチェックしている。
船に三体の人形をセットし終わり、それぞれの人形の動きを試しているところ船に三体の人形をセットし終わり、それぞれの人形の動きを試しているところ。
今は義経の人形の手の動きをチェックしている。田中組の人たちも本番を翌日に控えいささか緊張気味である。
神子の人形の調整をしているところ神子の人形の調整をしているところ。よく見ていただくと、神子の人形の着付けをしている。人形の上半身には、腕の上下のために、クジラのバネが仕掛けてある。緋の袴は、まだ、下げられたままである。からくり人形の場合には、衣裳の着付けが重要である。というのも、衣裳の重さや抵抗で、引き糸の操作が思うようにならないことがあるからである。それだけ、調整には慎重を要することになる。

からくり上演(知盛人形)

義経主従に恨みを抱き、海上に浮かび表れる平知盛の亡霊義経主従に恨みを抱き、海上に浮かび表れる平知盛の亡霊。
知盛人形は、三人で操作する知盛人形は、三人で操作する。手前の人が、知盛の左腕を動かしている。
知盛は、なぎなたを激しく回転させる知盛は、なぎなたを激しく回転させる。その操作は、なぎなたを持つ右手を遣う、向かって左側の人が行う。今まさに、引き糸を引いて、なぎなたを回転させ始めているところ。
知盛人形の操作の実際がはっきりとらえられる、興味深い映像である。
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