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教員Profile

山本 佐和子(やまもと さわこ)助教

室町時代の日本語について、新しい語や流行語がどのようにして出来たのか、新しい言い方(文法)がどのようにして使われるようになったのか、といったことを考えています。当時流行った注釈書(古典作品を読むための本)の一種に、「抄物」という講義の時の先生の話し方に似せて書いたものがあるので、それを主な史料にしています。

好きなもの・1

室町時代のことばを研究するきっかけになったものが、ふたつあります。
ひとつは、能・狂言です。狂言は、15、6歳の頃に初めて観て、今のことばとは微妙に違うのに意味が分かる台詞が大好きになりました。京都には、狂言を職業とする狂言師の方がいらして、一般の人も習うことができるので、大学に入学した時から、お稽古事として続けています。写真は、発表会で「鎧(よろい)」という狂言を演じたときのものです。大事そうに抱えているのは、色んなものになる鬘桶(かずらおけ)という小道具で、ここでは床几(腰掛け)になっています。
初めて抄物を読んだとき、狂言の台詞に似た言葉で学問的な内容が書かれていることが、とても面白く感じられました。
よろい・床几

好きなもの・2

研究のもうひとつのきっかけは、方言です。実は、小さい時から人と話すのが苦手で、家族には「おるがかおらんがか分からん子(いるのかいないのか分からないくらい、大人しい子)」と言われていました。家族や親類の話をひたすら聞き続けた甲斐あって、今でも両親の出身地の富山県東部の方言は、音の特徴までよく覚えています。
授業で調べた抄物のひとつで、方言で使う「古しい」という語が使われていて、室町時代の言葉がずっと身近なものになりました。

好きなもの・3

ぬいぐるみと猫が好きです。写真は、研究室の相棒、立山に生息するライチョウ(雷鳥)のぬいぐるみです。大学に入学した時からいつも一緒です。
最近、猫に話しかけるときは、自然に方言になることに気づきました。富山、京都、福岡、大阪、再び京都と移り住んできましたが、どこの猫でも大体通じているようです。そのうち、新たな研究に結びつくかもしれません。
雷鳥さん201704
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